土地家屋調査士の西依忠之さんにインタビュー!

こんにちは、URUFU編集部です。(^_^)

先月、とある物件の売買に伴い隣地との境界線の確定等が必要だったため土地家屋調査士さんに依頼し調査して頂きました。
土地家屋調査士って何するお仕事かもよく知らなかったのですが、そこら辺も含めて不動産会社とはまた違った専門的なお話をネタに時々URUFUの遠吠えにご協力していただくことになりました。土地家屋調査士の西依忠之さんに自己紹介をして頂きます。m(_ _)m



プロフィールを教えてください

福岡市出身の現在61歳、定年退職後に今まで培った経験と専門性を活かして土地家屋調査士業を福岡に開業しました。

家族は三重県桑名市に住んでいるので、単身赴任、と言うより福岡に出稼ぎ中ということにしておきましょう。月に1回必ず桑名に帰省し家族と会うようにしています。

もともと福岡育ちなので、土地勘もあり、知り合いにも恵まれ開業の助けになっています。同級生も、やはりいい歳になっており、お偉いさんになっている者、孫の可愛さを自慢する者、私のように新たな事業を始める者などなど様々です。そういう人たちと昔話ができるのも私にとって福岡の良さです。^^



好きな事・好きな言葉を教えてください

やはり一番は、帰省した際妻と一緒に大阪の孫娘に会いに行くことが何よりも楽しみです。私も、もれなく孫バカの一人です。福岡では週に1回、博多の森や今津運動公園でテニスをして汗を掻いて健康面にも少し気を遣っています。先日は、40年ぶりにラグビーもしました!↓




「至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり」を座右の銘としています。

もともとは儒教家 孟子の言葉ですが、激動の時代に生きた吉田松陰の言葉として有名ですね。誠心誠意を以て物事にあたれば、どんな難局にあろうと事態は必ず改善される、という意味です。私は何事にもこの姿勢で臨んでいます!



経歴と開業のきっかけは何ですか?

大学卒業後、水資源開発公団(現在の独立行政法人水資源機構)に就職し、35年間ダムや河口堰等の建設現場等を点々(三重県桑名市、千葉市、岐阜県揖斐川町、三重県伊賀市、大分県日田市、埼玉県大宮市、名古屋市、久留米市等)として、平成29年3月に定年退職しました。




↑水資源機構では、ダム建設事業等の用地取得の仕事やダム等の水資源開発施設の建設や施設管理に係る利害関係者間の調整業務に携わりました。

平成10年頃から全国的なダム等の建設事業が環境問題等から新たな建設事業は見直されることになり、特殊法人改革等も重なりました。今までの経験が活かせるように資格を取得しようと考え、用地取得の仕事をしていたこともあり、登記や境界立ち合い等の用地業務に関係のある土地家屋調査士の資格を平成19年に取得しました。

出身が福岡だったことから、平成29年4月から福岡の土地家屋調査士事務所で研修生として調査士業の指南を受け、同年11月に土地家屋調査士業を開業し、現在に至っています。これまでの経験と知識を活かせる今の私にとてもマッチした業だと思っています。



土地家屋調査士という職業って?



土地の境界を確認する等、土地・建物の調査、測量したものを登記をするという職業のことです。

不動産登記には、不動産の物理的現況を登記する「表示の登記」と、不動産の権利変動を登記する「権利の登記」があります。土地家屋調査士は、不動産の物理的現況を登記する「表示の登記」を反復継続して業として登記することができる唯一の資格です。水資源機構時代の経験と知識を活かせますし、土地家屋調査士の資格を取得すれば何とかなるのかな、という思いがありました。



ちなみに、司法書士は所有権移転等の「権利の登記」を反復継続して業として行い得る唯一の資格です。少し違いがあるでしょ。詳しくは、またの機会にご説明します。



土地家屋調査士になる前は、土地家屋調査士の仕事は土地等の測量が主たる業務と考えていましたが、実は測量は従たる業務であり、主たる業務は、筆界の確認に当たり、依頼者、隣接地権者の方々の了解を得ることです。そこに至るまで、法務局資料を含め、自治体の保有資料、空中写真等の調査を行い、土地所有者の皆様のお話をよく聴き、公平中立、客観的な立場で、土地所有者の皆様に筆界について納得いただき判子を貰うことが仕事であることが改めて分かりました。



↑日本一の貯水量6億トンの徳山ダム(揖斐川上流(岐阜県))、徳山村8集落466世帯の方々のご理解ご協力により平成19年に竣工したダムです。

また、相続が発生している土地については登記名義人の相続人を特定すること、所有者所在不明地については所有者を探し出すことがスタートになることから、筆界の確認を含め、水資源機構時代に行っていた用地取得の仕事と基本的には同じであることが分かりました。

更には、土地は貴重な財産であると同時に、社会全体の公共物でもありますので、土地家屋調査士の仕事はその土地やその時点で終わらず、面的広がりもあり、時間的な繋がりも生じるもので、公共的使命を負った仕事だと考えています。



せっかくなので事務所の他社との違いをPRしてください。

一つ一つの仕事について、関係者との調整を図る中で迅速に行い、しっかりとした仕事を確実に行っていきたい。
また、土地所有者の皆様は、土地について様々な問題を抱えておられると思います、そういった土地の問題について気軽に相談できる事務所にしたいと考えています。



最後に今後の夢、力を入れていきたい分野を教えてください。

今までの経験も活かして、依頼して良かったと思われる調査士になることを目標とし、また社会的課題である空地空き家対策等に貢献できる調査士になる等土地家屋調査士の社会的使命を果たすことができれば、と考えています。



編集部の西依さんへの印象

職人さん、という印象を持ちました。物静かで、私たち若造に対しても腰が低く謙虚な対応をして下さいました。まだ、土地家屋調査士って何する職業なのか具体的に聞きそびれましたので、今後具体案件などで皆様にもお伝えしていきたいです。

土地家屋調査士になる基礎となった、長年携わってこられた以前の職業や、水資源という分野にも興味を持ちました。国政や時代の変化により、どのように移り変わっているのかもお聞きしていきたいと思います。

不動産の「表示の登記」には、必ず土地家屋調査士さんが必要なんですね!「不動産の登記をするために測量する仕事」だと、簡単な言葉でいえないお仕事ということがよく分かりました!西依さん、引き続き宜しくお願いします。m(_ _)m






【西依土地家屋調査士事務所】
土地家屋調査士 ADR認定調査士
西依忠之(にしより ただゆき)

〒810‐0073
福岡市中央区舞鶴三丁目1番22号
萬翆ビル2F 西依土地家屋調査士事務所
TEL:092‐791‐2112
FAX:092‐401‐9292
E-mail:taeitakoan@nifty.com
携帯電話:090‐7604‐2056



前川和俊

不動産売買デベロップメント(株)一社員 開業支援のコンサルティング会社を経て、個々の独立開業のお手伝いをしてきました。 不動産との係わることはこれまでにもありましたが、本業として不動産業に携わるのは初ですので、 業界の疑問点や改善すべき慣習にピュアに取り組んでいます。 福岡を主に九州他県や地方からの情報発信を行ってまいります。