熊本地震、大分地震、九州北部豪雨から地域防災を考える

こんにちは、URUFU(ウルフ)の前川です。

九州北部豪雨により被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

九州北部豪雨

出典:気象庁ホームページ
台風経路図 2017年(台風3号)

2017年7月上旬、今年初めての本土にせまる台風情報が入り福岡市内は7月4日夜半から雨が強くなってきました。
7月5日お昼の東京行きのフライトを控えていたため、当初の予報ではちょうどお昼辺りに福岡市に台風経路が当たっていたためフライトの延期も考えていました。
実際の台風経路は、予測より若干はずれ、福岡市にたどり着く手前、大分から四国の方へと向かっていきました。
この日は朝から、北朝鮮のミサイル発射の情報も流れたので、踏んだり蹴ったりでしたが、なんとか東京まで台風より先にたどり着きました。


2017年7月5日昼過ぎの福岡空港

晴れてはいますが、速い雲の動きで上空は安定していません。

出典:気象庁ホームページ  

梅雨前線及び台風第3号による大雨と暴風


台風通過後、朝鮮半島の梅雨前線の南下と台風が連れてきた南からの湿った空気の合流によって、九州地方、特に熊本北部から大分西部、福岡南部にかけてさらに大雨をもたらし、大きな爪痕を残していきました。

こういった災害を映像で目にすると、普段あまり気にしない地域の防災について、改めて気を付けておかなければ、と再認識させられます。

自治体の防災情報

ハザードマップ

出典:国土交通省 
ハザードマップポータルサイト

国や各自治体が、土砂崩れ、津波、洪水、地震などを想定して危険度を表す防災マップとかハザードマップと呼ばれる情報を出しています。
各自治体に行けば紙面でももらえますし、コンピュータでダウンロードできるようになっています。
全体のマップは身近な地域が細かすぎて見にくいことも多いので、コンピュータで必要な地域の拡大したものを印刷して利用することが良いと思います。

不動産にも災害は関係あります

不動産売買を取り扱っていると、売買物件の地域の災害情報は大変重要な項目です。
売買活動の中に、役所調査という作業過程があり、接道路、セットバック、上下水道、配管、などに加えて、急傾斜地や土石流警戒地域、浸水警戒地域かどうかといった調査を行わなければなりません。
もし、そういった地域であることが分かったら、売り手としてはいくらマイナスの情報であっても、買い手の方に事前に説明しておかなければなりません。
住んでいても知らないこともあるので、そういった調査を行うのは仲介不動産の役目です。

避難場所

出典:福岡市中央区避難場所一覧(公民館)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/bousai/shisei/hinannbasyohinannzyo.html

また、自治体の防災情報には災害に応じてどこに避難したらいいのかが示されています。
避難にも段階があって、一時的な避難場所、広域の避難場所、長期に渡る場合は滞在可能な避難場所があります。
一時的な避難では、身近な公民館が指定されていたり、もっと広域の避難になると学校や大学が指定されています。
ただし、洪水や津波の場合は低地の避難施設ではなく高台の施設に逃げたり、地震の場合は室内より学校のグランドが良かったり、というように何から逃れるのかによります。
とっさの判断は冷静さを失う場合もありますし、時間帯によっては家族が異なる場所にいることもあるので、事前にどこに避難するか、どこで落ち合うかを決めておくことも必要でしょう。
普段からのシュミレーションも避難の助けになるのではないでしょうか。

Jアラート

出典:総務省消防庁 Jアラート概要より1ページ目
https://www.fdma.go.jp/html/intro/form/pdf/kokuminhogo_unyou/kokuminhogo_unyou_main/J-ALERT_gaiyou_h28.pdf

近所の人で、北朝鮮から爆弾が飛んでくる警報、いわゆるJアラートについてシミュレーションしている方がいます。
Jアラートの音はどんなものなのか一度聞いてみたり、鳴ったら10分以内にどこに身を隠すか、といったところです。
ちなみに彼女曰く、イオンの地下が家の周辺では比較的安全なんだとか。
営業時間外はどこに逃げるのでしょうか?

福岡市の防災マップ

話を戻して防災について再度みていきましょう。
福岡市も、各区又は各地域で防災に関する情報を出しています。

土砂災害ハザードマップ

出典:福岡市土砂災害ハザードマップ
http://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/bousai/shisei/doshasaigaihazardmap.html

うちの会社は浸水想定区域に入っています。
避難場所は、警固小学校、中央体育館又は中央市民センター。
この地域はどこも浸水想定区域になっているので2階があるところがいいですね。
福岡城の東側城壁は土砂崩れの危険性があります。
桜坂地区は坂が多い地形ですので所々に警戒区域が見られます。

"揺れやすさマップ" 福岡市
http://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/bid_safe/life/map_2.html

地震の際の地盤の揺れやすさを示しています。
建物の構造と振動の種類によって同じ地域でも違いが出るものですが、一つの目安になります。

出典:福岡市中央区ゆれやすさマップ
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/9090/1/chuoku.pdf

ちなみに会社付近には警固断層と呼ばれる大きな断層が走っています。
かつて大きな被害をもたらした2005年の福岡西方沖地震は、この警固断層の延長線上の玄界灘で発生していることが分かっています。

まとめ


未だ地震についての予報は難しい時代ですが、台風・大雨・洪水・高波・津波に対する警戒と対策は、ある程度事前に出来ることがあります。
自治体の防災情報も一つの目安として利用し、普段から近隣コミュニティーとも良い関係を作っておくことも防災と考えられます。
九州地方は最近自然災害が頻発していますので、私はとりあえず持ち運びできるラジオの購入を考えています。

九州北部豪雨で犠牲になられた方々へのご冥福と、まだ行方不明の方の発見と被災されている方々の生活支援が進みますようお祈り申し上げます。

前川和俊

不動産売買デベロップメント(株)一社員 開業支援のコンサルティング会社を経て、個々の独立開業のお手伝いをしてきました。 不動産との係わることはこれまでにもありましたが、本業として不動産業に携わるのは初ですので、 業界の疑問点や改善すべき慣習にピュアに取り組んでいます。 福岡を主に九州他県や地方からの情報発信を行ってまいります。